#246 「夢をかなえるゾウ」―読んだもの(13)

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既に100万部を売り上げているというし、テレビ等のメディアでも取り上げられているので、知っている人も多いと思うが、この本を忙しいこの時期に敢えて読んでみた。

一見、どんなジャンルの本だかよく分からないが、これは小説の形をした自己啓発本である。主な登場人物は「僕」と象の格好をした神様「ガネーシャ」の二人で、ほとんどこの二人の会話の掛け合いで、話が進んでいく。

この本が普通の本と違うのは、ガネーシャから「僕」に対して毎日一つの課題が出されることで、これは読者も必ず実行しなければならない。ほとんどの課題は難しいものではなく、1日で実行できるようにできている。例えば、最初の課題は「靴をみがく」ということだ。

n042302.jpgこうした課題は既に多くの自己啓発本で紹介されている方法であり、特に目新しいモノではない。実際に、この本の巻末には参考文献として、自己啓発本のタイトルが37冊掲げられている。31歳の著者、水野敬也氏(写真)は、こうした啓発本や恋愛マニュアル本のマニアで、著者の本棚にはこうした本がずらりと並んでいるらしい。

―世の中にこれだけ自己啓発本が出されている中で、成功した人を聞いたことがない。必ず効果が出る本を書きたい―というのが、彼のコンセプトだ。

だから、話自体、とてもおもしろく展開していくし、難しくもなくあっという間に読めてしまう。自己啓発本の内容を分かりやすく紹介するという点では、成功していると思う。

しかし、この本を読んで、六本木に住めるまで成功するような人が本当に出るかどうか・・・
この本で成功したのは、著者自身だけかもしれない。

ちなみに、僕はこの本の課題は(既に実行しているもの以外には)ひとつも実行しなかった。というか実行する前に読み終わってしまった。でも、普通におもしろい本なので、一度、読んでみると良いかもしれない。その際には、ぜひ下のリンクをたどってアマゾンで購入していただきたい。

夢をかなえるゾウをamazonで買う。(1,680円)
夢をかなえるゾウ公式ホームページ
水野敬也のウケる日記

 

お勧め度:★★★☆☆(3/5)

 

【読んだものシリーズ】
2006/05/30 「ライブドア監査人の告白」 田中慎一著
2006/04/29 「沖で待つ」 絲山秋子著
2006/04/29 「バカの壁」 養老孟司著
2006/04/29 「超バカの壁」 養老孟司著
2006/04/29 「組織内一人親方のすすめ」 関島康雄著
2006/04/29 「病気にならない生き方」 新谷弘実著
2006/04/29 「陰日向に咲く」 劇団ひとり著
2006/03/04 「国家の品格」 藤原正彦著
2006/01/26 「ソニーとSONY」 日本経済新聞社編
2006/01/04 「下流社会 新たな階層集団の出現」 三浦 展著
2005/12/31 「最新版 投資戦略の発想法」 木村 剛著
2005/12/17 「弁護士の仕事術・整理術」 矢部正秋著
2005/12/11 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 リリー・フランキー著
2005/08/22 「星宿海への道」 宮本 輝著
2005/07/30 「土の中の子供」 中村文則 著
2005/07/29 「決断力」 羽生義治 著
2005/05/27 「証券化とSPE連結の会計処理第2版」 荻 茂生 編著

 

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