弁護士の仕事術・整理術

矢部正秋著
「弁護士の仕事術・整理術」
成美堂出版

今日、仕事帰りにOAZOの丸善に寄ったら山積みされていたので、つい買ってしまった。
私事ながら、2005年に入って今まで以上に異様に忙しい。毎日、やり残しの仕事が膨らんできて、とりあえず期限の近づいたものから片付けている自転車操業状態に陥ってしまっている。下半期に入ってからは、仕事のやりすぎはよくないので、なんとか土日は休もうと決めていたが、それも最近は結局、実現不能になってしまった。

そんな時、こんな魅力的なタイトルの本を発見したので、衝動買いした。しかし、「大量の仕事を、正確に、早く」と帯に書いてあるようなことを実現するための具体的な手法がメインというわけではなかった。もっと根本的な仕事をする上で大事な根幹に関わる哲学的なことが述べられている。引用も、哲学者の著書が多い。
この本は、監査を本職とする会計士に向いているかもしれない。法廷の場で常に敵と対峙しなければならない弁護士が、どのように事実を客観的に捕らえ、考えていくか。時にはプロとして顧客を疑い、話したがらない不利な事実も丁寧に質問して引き出さなければならない。もともと著者の事務所の若い弁護士に伝えてきた仕事の基本的考え方を要約したのが本書なので、同じ「士族」として通ずるところがありそうだ。
僕はこの手の本が結構好きで、いろいろと読んでいるが、どれも即効性のあるものはなく、結局は自分で解決策を探すしかない。しかし、62歳の著者が長年掛けて得た考え方をわずか数時間で、本当の意味ではないかもしれないけれど、知ることができるというだけでも、読んでみる価値はあるかもしれない。
お勧め度:★★☆☆☆(2/5)


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ここから買ってもらえると僕にポイントが溜まります。

Dec. 17, 2005
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▼▲▼ 書評シリーズ ▼▲▼
2005/12/11 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 リリー・フランキー著
2005/08/22 「星宿海への道」 宮本 輝著
2005/07/30 「土の中の子供」 中村文則 著
2005/07/29 「決断力」 羽生義治 著
2005/05/27 「証券化とSPE連結の会計処理第2版」 荻 茂生 編著