「土の中の子供」中村文則 著 新潮社
本年度上期の芥川賞を受賞した作品。子供の頃に、引き取られた親戚から虐待を受け土の中に埋められた経験を持つ主人公の話。大人になると、彼は喧嘩したり自殺しようとしたり、自棄になるが、最後には・・・
僕はこういう暗い話は結構好きだ。人間の基本的な部分は子供の頃に作られ、それを自ら変えることはとても難しいことだと思う。この小説は、著者の言う『世界の成り立ちや人間を深く掘り下げようとし、突き詰めて開示するような物語』になっている。そういった物語で少しだけでも人間というものを考えてみたい人にお勧め。
お勧め度:★★★☆☆(3/5)
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